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お口を管理する方法

お口を日頃から管理しておくことは虫歯予防の観点から大変重要です。
日常生活の中には、虫歯になりやすい生活習慣があり、その予防方法もありますので、ぜひ実践して下さい。

また、1.虫歯予防の食べ方・飲み方2.虫歯予防のための歯磨きについては、歯周病予防にも役立ちますので、ぜひ参考にしてください。

歯周病予防

虫歯予防の食べ方・飲み方

チョコレート
昔から「甘いものを食べると虫歯になりやすい」と言われていますが、まさにその通りで、虫歯は糖質を分解して作られます。

だらだら食いはやめましょう

例えば同じ甘いものを同じ量を食べるなら、1回で食べて歯磨きをした方がよいでしょう。だらだらと長時間甘いものと口に入れ続けると、虫歯になりやすくなります。

また、甘いものに限らずだらだら食いはお口の中の再石灰化がなかなか進まず、口腔内が酸性に傾くため、虫歯になりやすくなります。

だらだら食いはお口の環境にとって悪い環境を作り出す原因になりますので、ぜひ改めましょう。

甘いもの・炭酸飲料の取りすぎには要注意

キャラメルやチョコレート、パンなど、歯にくっつきやすいものは気をつけましょう。
またスポーツ飲料や炭酸飲料の取りすぎも気を付けたほうが良いでしょう。スポーツ飲料は糖分が多く含まれるため、気を付けたい飲料です。
多くの回数に分けてお口に含んだ場合、長時間口腔内に糖分が滞留することで虫歯になりやすい環境になってしまいます。

おやつの時間もきちんと決め、食べ終わったらうがいや歯磨きを行う習慣を付けておきましょう。

就寝前の30分間は食べないようにしましょう

就寝中は唾液の量が減るため口腔内が乾き、歯垢(プラーク)が付きやすい状態となります。歯磨きをしても、磨き残しがあれば虫歯の原因になってしまうため注意しましょう。

虫歯予防のための歯磨き

歯磨き
歯磨きは日常生活の中で虫歯予防を行う最たる方法です。歯磨きではプラークを除去することが大切ですが、そのためにはしっかり歯ブラシの先を歯の隅々まで届くように磨いていくことが大切です。

歯磨きのポイント

  1. 歯磨きの順番を決めましょう。そうすることで磨き忘れの箇所がなくなります。
  2. 1か所につき20回以上磨くように心がけましょう。
  3. 歯ブラシは直角に当てるようにしましょう。
  4. 歯ブラシは大きく動かさず、小刻みに動かして歯と歯の隙間の汚れもしっかり落としましょう。
  5. ゴシゴシと強い力で磨くことはお勧めしません。歯ブラシの先が開いてしまわない程度の力で磨くようにしましょう。
  6. 歯ブラシは横向けに使うだけでは、デコボコした歯並びがある場合、十分に磨くことができません。その場合は歯ブラシを縦向けに使用し、デコボコした歯も1本1本丁寧に磨きましょう。
  7. 前歯の裏側も同じく歯ブラシを縦向けに使用し、丁寧に磨きましょう。横向けでは十分に歯ブラシが当たらず、磨き残しができてしまいます。

寝る前には必ず歯磨きを行いましょう

寝ている間はお口の中の唾液量が減少し、細菌が繁殖しやすい状態になります。もし磨き残しがあるとお口の中は虫歯が作られやすい状態となります。

必ず寝る前には歯磨きを丁寧に行い、磨き残しがないように注意しましょう。

年齢や性別に合わせて歯ブラシを選びましょう

歯ブラシ
歯ブラシを買う時、何を目安に選んでいますか。
例えば、大人の方が隅々まで磨けるように、あえて子ども用の歯ブラシを使用する方がいらっしゃるようですが、あまりお勧めではありません。
子ども用の歯ブラシでは弱すぎたり短すぎたりして、大人の歯の大きさに合わないのです。

また歯並びは人それぞれです。
デコボコした箇所や欠損した歯がある箇所は特に磨きにくい場所となりますが、信頼できる歯科衛生士さんに、どの歯が磨きにくく、どのようにして磨けばよいか、どのような歯ブラシを選べば良いか、指導を受けることが、健康なお口を守るより良い方法と言えるでしょう。

ちょっと面倒・・と思わず、信頼できる歯科衛生士さんが在籍する歯科医院で定期的にみてもらい、虫歯や歯周病の原因を予防し、80代、90代も健康なご自身の歯で過ごすことができるよう日頃から習慣づけしてしまうことが、何よりの予防策と言えます。

熊谷歯科医院の歯科衛生士

フッ化物で効率的な虫歯予防

フッ化物(フッ素)は虫歯を予防する作用があり、うまく取り入れることでより効果的に虫歯予防を行うことが可能になります。

食べ物を食べた後、歯からカルシウムやリンが溶け出し唾液によって歯が再石灰化されますが、フッ化物が加わることで再石灰化が促進されます。さらにフッ化物を使用することで酸に溶けにくい歯にし、プラークの働きを弱め、虫歯になりにくい状態にします。

以下に3つのフッ化物の使い方をご説明します。

フッ化物(フッ素)配合の歯磨き粉を利用

歯磨き粉
フッ化物配合の歯磨き粉を使うことで、歯磨きのたびにフッ化物がお口の中に少しずつ残り、唾液と混ざって効果を発揮します。最も簡単にフッ化物を取り入れることができる方法ですので是非試してみてください。

また歯みがきのたびに使用すると、みがいている間の効果に加え、歯みがきをした後で、口の中の歯や粘膜に残ったフッ化物が少しずつ唾液にまざり効果を発揮し続けます。

虫歯予防の効果を高めるには、長い時間フッ化物が口の中にとどまっていることが大切です。歯みがき剤の使用量やみがき終わった後のうがいの方法にも気をつけましょう。

~フッ化物配合の歯磨き粉の使い方~

  • 大人の場合は歯ブラシに出し1cmほど、お子さんの場合は半分程度がよいでしょう。
  • フッ化物を配合された歯磨き粉は小さなお子さん(6歳未満)には控えましょう。
  • フッ化物を配合された歯磨き粉を使用した場合、うがいは1回程度でよいでしょう。

フッ化物(フッ素)配合の洗口液を利用

厚生労働省によると、フッ化物洗口の予防効果は虫歯に対して30~80%有効とされています。「ぶくぶくうがい」ができるようになったら、洗口液を使用していきましょう。

就寝前の歯磨きの時に行うとより効果的です。就寝中に唾液が減少し、フッ化物(フッ素)の効果が発揮しやすくなります。もちろん、大人の場合も虫歯予防に有効です。

歯科医院で購入することも可能ですし、薬局で購入することも可能です。

厚生労働省のサイトはこちら

3.フッ化物(フッ素)塗布

歯科医院で行います。市販品もありますが、歯科医院で処方されるフッ化物と濃度が異なります。

大人でも子どもでも有効で、約3か月間効果が持続すると言われており、定期的に塗布されることをおすすめします。

子どもの場合は奥歯が生え始めてきたらフッ化物を塗布するとよいでしょう。
乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすいため、フッ化物を塗布して守ることが大切です。
乳歯を早い段階で失った場合、永久歯の萌出にも影響することがあります。
そうすると永久歯がデコボコ生えてしまうなど、歯並びにも問題が出る可能性がありますので乳歯を守ることはとても大切です。

虫歯予防を習慣に

どれも、習慣にしてしまえば、そう難しいことではありません。

しかし悪い習慣をつけてしまうと、お口の健康を守る上で、大変リスクが高まります。
虫歯を予防するには定期的なチェックで磨き残しの癖がないか、奥歯の奥まで歯磨きがきちんとできているかなどを確認することや、定期的なフッ化物塗布を行なうことなどが効率的な虫歯予防になります。

ぜひお口の管理をしっかり行い、ずっと健康な歯で過ごしていただきたいと思います。

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